英語武者修行 in LAのショッピングモール
先日の記事の続きです。
2015年の夏、満を持してアメリカへ旅立ちました。
しかし、私の最初の行き先はニューヨークではなくロサンゼルス。NYではなくLAだったのです。
ロサンゼルスと幼馴染
LAに立ち寄った理由はというと、私の幼馴染の家族がLAに住んでいるからです。
幼馴染の男3人兄弟はいわゆる日系アメリカ人というやつで、生まれも育ちもアメリカの日本人。両親は日本人のため、日本語ももちろんペラペラのバイリンガルです。
私が小学生の頃は、夏休みになると3人揃って来日し、共に夏を過ごすというのが毎年の恒例行事。中学生になってからは夏休みの英語の宿題は大体彼らにやってもらってい、私が彼らの日本語学校の宿題をしていました。
しかし、それぞれが高校、大学と進学するにつれ毎年の来日が厳しくなり恒例行事はなくなっていきました。日本で会うことができなくても、私が家族とLAを訪れることが2度ほどあったのですが、この数年は幼馴染たちに会えていませんでした。
そこで、ニューヨーク上陸前のウォーミングアップ的な意味も兼ねてロサンゼルスの幼馴染家族の元で1週間ほど過ごさせてもらうことになったのです。
全くしなかった留学前の勉強
留学を決意してから約1年。
ジンアカニシみたいに英語ペラペラになる為、まずは10ヶ月の語学留学で山Pになるんだ!(これだけ聞くと意味不明)
と気合い十分だった私ですが、実際はYouTubeでたまに英語関連の動画を見る程度で、全くといっていいほど勉強をしていませんでした。
そもそも日本にいて「英語勉強しよー」って思っても自分の性格的に絶対に続かないからいっそ海外に行ってしまえば追い込まれて勉強するっしょ!って思って留学決めた様なもんなんだから日本で勉強してなくて当然だろ(圧倒的開き直り)
留学前にした勉強
- 高校時代の単語帳7ページ
- 留学エージェントの無料英会話1回
以上。
おおおおおおおおおおいいいいいいいい
ソフィとキッスするんじゃあなかったのかああああああああああ ※参照
完全に舐め腐ってる!舐め腐男ですわ!くさおおおおおおおおお!!!
はああああああいいいいいいいいいいい
わたしがああくさおでええええええええええええすすすすすすううううううう
はす はすはす はす はすはすはす はす
は?
ショッピングモールで猛特訓
そんなこんなでほぼノー勉でアメリカに上陸した私。
学生時代の英語の期末テストをノー勉で受けていたのと全く同じノリでアメリカまで来てしまいました。
圧倒的後悔と罪悪感と少しの勇気を心に私はロサンゼルスの地に降り立ったのでした。
数年ぶりに再会した幼馴染たちに「英語少しは喋れるようになった?」と聞かれるも、胸を張って「ノー!」と答える私。
実際に簡単に英会話をしてみるも全く答えることのできない私。
「お前ニューヨーク行って大丈夫かよ」と本気で心配されました。
そんな私を心配した幼馴染3兄弟の末っ子てっちゃんは私を連れてショッピングモールへ行ったのでした。
知らない人に質問千本ノック
ショッピングモールに着くと、
て「トイレはどこですか?って英語で分かる?」
私「ノー」
て「Where is the restroom?って言うの」
私「オッケー」
て「ちょっとあの店員さんに聞いてきてよ」
私「!!!!!!!!!!!」
てっちゃああああんんんんん、それはあまりにも急ですよおおおおおおおおおお、心の準備がああああああああああああああああああああ
て「まずはExcuse meね。ちょっと練習してみ」
私「え、え、エクスキューズミー、、うぇうぇうぇウェアイズザウォッシュルーム?」
て「違う、Excuse me. Where is the restroom?(鬼ネイティブ発音)」
こうして、グレートティーチャーてっちゃんのスパルタ英語教室が始まりました。
何度も「すみません、トイレはどこですか?」と正しい発音で言えるまで言わされ続けました。
はたから見たらショッピングモールのど真ん中で成人男性が2人ひたすら「すみません、トイレはどこですか?」と言い合っているなかなかサイコ。
て「だいぶ上手になったね。じゃああの店員さんに聞いてきて。」
と合格をいただきいざ実践。
今でもあのときのドキドキ感をはっきり覚えています。
海外旅行は何度もしてるし、外国人と接したことももちろんある。
たかがトイレの場所を聞くだけ。
ただそれだけなのに、留学を決意し太平洋を越え単身アメリカへノー勉殴り込み、これから始まる知らない異国の地での戦いの第一歩だと思うとなんとも言えない恐怖感に襲われました。
しかし、ここでビビってちゃ山Pみたいに外国人とチューできないし、ジンアカニシなんて到底無理。
勇気を出して戦いの一歩を踏み出しました。
え、エキュスキューズミー、ウェアイズザウォッシュルーム?
店員「#$%&’&%$##$%&’」
彼女がなんと言っているのかほとんど聞き取れませんでした。
しかし、笑顔で彼女が指差す先にはトイレのマークが!!!
一発で通じたああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
「さんきゅー!」とTik Tok女子にも負けない全力笑顔でお礼を言ってグレートティーチャーの元へ。
て「High five!」
右手を挙げて私を迎えるグレートティーチャー。
全力ハイタッチ。
ありがとうグレートティーチャーてっちゃん!俺の英語通じたよ!言葉ってすげええええええ!あなたのおかげで大きな一歩を踏み出せました!ありがとおおおおおおおおおおおおおお
と感動していると
て「じゃあ次あの人ね」
私「?!?!?!?!?!」
そう、あれは始まりに過ぎなかったのです。
ここからショッピングモールを舞台に「Where is the restroom?千本ノック」が始まったのでした…